日本第四紀学会が主催・共催・後援するイベント (2008年度終了分)
- 2009年7月25日
「ワークショップ:日本のテフラ研究−Active Tephra 2010 in Kyushuに向けて−」開催について - 2009年6月27日
日本第四紀学会シンポジウム[地球温暖化と環境防災] - 2009年6月27日
2008年度学会賞・学術賞受賞記念講演会(第2回) - 地球惑星連合大会ユニオンセッション[古気候・古環境研究の統合]の開催
- 日本地球惑星科学連合2009年大会
- 2009年5月2日
東京地学協会IYPE(国際惑星地球年)記念行事 「地球とハーモニー」講演とコンサートの夕べ - 2009年2月7日
2008年学会賞・学術賞受賞者講演会のお知らせ - 2009年2月7日
日本第四紀学会主催シンポジウム 「東アジアへの新人の拡散とOIS3の日本列島」 - 2009年1月10日-11日
「北淡活断層シンポジウム2009」 - 12月25日-26日
第四紀中・後期の年代的枠組みを理解するためのワークショップ - 11月16日
日本第四紀学会2008年普及講演会『極限のフィールドワーク-南極観測からわかる地球環境変動の過去と未来-』 - 10月25日・11月8日
第四紀学会講習会 『縄文土器の製作技術と焼成に関する実験考古学』 - 9月3日-5日
第52回粘土科学討論会 - 7月19日-11月9日
神奈川県立 生命の星・地球博物館 特別展『箱根火山 いま証される噴火の歴史』 - 10月3日
日本第四紀学会シンポジウム 『氷床変動とグローバルな気候変動』
「ワークショップ:日本のテフラ研究−Active Tephra 2010 in Kyushuに向けて−」開催について
日本第四紀学会テフラ・火山研究委員会は,来年5月,南九州霧島市において火山灰編年・環境変動・火山活動・ 人間活動に関する国際野外集会およびワークショップ"Active Tephra 2010 in Kyushu" (詳細は http://www.ris.ac.jp/intav-jp/index.html)を開催します. 標記のワークショップは,この国際野外集会にむけた日本国内におけるテフラ研究のレビューです. 今回は,テフラ研究の根幹である「層序・編年」「テフラのキャラクタリゼーションと年代測定」 「データベース」にテーマを絞り,日本のテフラ研究を展望します.
プログラムは,このページよりダウンロードできます.ワークショップ 開催中,ポスター展示を受けつけます. また,ポスターセッション・ショートサマリーの時間も設けます. テフラ研究に関するポスター展示にふるってお申し込み下さい(連絡先: suzukit@tmu.ac.jp).
[日 時]:2009年7月25日(土) 午前10:00〜午後17:00
[場 所]:首都大学東京 南大沢キャンパス 講堂(東京都八王子市; 京王相模原線南大沢駅徒歩5分)
会場へのアクセスは
http://www.tmu.ac.jp/access.htmlをご参照下さい.
[参加費]:無料(事前登録は必要ありません,直接会場においで下さい)
[プログラム]:(こちらからダウンロードできます.
pdfファイル 107KB)
- 司会:鈴木毅彦
- 10:00-10:05 シンポジウム趣旨説明
長岡信治(長崎大) - 10:05-10:50 湖底堆積物コア試料による中期更新世から完新世広域テフラ層の層序と年代
長橋良隆(福島大) - 10:50-11:35 中期中新世テフラの給原火山探索と広域対比の試み-房総半島Kn-1凝灰岩と紀伊半島熊野酸性岩類および室生火砕流堆積物の例-
檀原 徹(京都フィッション・トラック) - 11:35-12:00 ポスターセッション・ショートサマリー
- 昼食休憩/ポスターセッション・コアタイム
- 10:00-10:05 シンポジウム趣旨説明
- 司会:長岡信治
- 13:00-13:45 テフラの対比技術の現状
福岡孝昭(立正大) - 13:45-14:30 フィリピン共和国,ルソン島南東部のマヨン火山およびイロシンカルデラの噴火史研究
-放射性炭素年代と熱ルミネッセンス年代測定による試み-
奥野 充(福岡大) - 休憩
- 13:00-13:45 テフラの対比技術の現状
- 司会:福岡孝昭
- 14:40-15:10 『J-Tephra』の現状と発展に向けた試み
平中宏典(新潟大) - 15:10-15:40 わが国の降下火山灰データベース作成
須藤 茂(産総研) - 15:40-16:10 GISを利用したテフラデータベース作成
鈴木毅彦(首都大)・小荒井衛(国土地理院)・中山大地(首都大) - 16:10-17:00 総合討論
- 14:40-15:10 『J-Tephra』の現状と発展に向けた試み
[世話人]:長岡信治・鈴木毅彦
[問い合わせ先]:鈴木毅彦 首都大学東京 都市環境学部地理学教室
TEL:042-677-2590 FAX:042-677-2589 e-mail:suzukit@tmu.ac.jp
日本第四紀学会シンポジウム[地球温暖化と環境防災]
[日 時]:6月27日(土) 14時30分〜17時30分
[場 所]:日本大学文理学部100周年記念国際会議場
[プログラム]
・開会の辞及び趣旨説明
陶野 郁雄 (“地球温暖化問題”を検討する研究委員会研究代表者) | |
<前半 地球温暖化による海と海岸環境の脆弱化> | |
基調講演 | 斎藤 文紀(産業技術総合研究所) |
:「アジアのメガデルタ:海面上昇に支配されたデルタの成立と近年の環境変化」 | |
コメント | 村上 正吾(国立環境研究所) |
:「気候変動による東アジアの流域圏水環境の変化」 | |
藤田 士郎(国土交通省 河川局) | |
:「地球温暖化に伴い増大する水災害リスク」 | |
中村 裕昭(地域環境研究所) | |
:「地盤沈下と高潮水害の脅威 ー国内外の事例からー」 |
<後半 地球温暖化による気象気候の変化> | |
基調講演 | 山川 修治(日本大学) |
:「地球温暖化渦中における異常気象と天候異変:2007年北極海海氷の記録的縮小を中心に」 | |
コメント | 吉田 隆 (気象庁) |
:「地球温暖化と日本の気候」 | |
加藤 央之(日本大学) | |
:「地球温暖化と気象要素の極値発現」 | |
・総合討論 座長 陶野 郁雄 | |
・閉会の辞 遠藤 邦彦(日本第四紀学会副会長) |
2008年度学会賞・学術賞受賞記念講演会(第2回)
日本第四紀学会では,第四紀学の発展に貢献し顕著な業績をあげ,また学会活動に貢献した会員に授与される「学会賞」, 第四紀学に貢献した優れた学術業績をあげた会員に授与される「学術賞」を新しく設け, 2008年大会において最初の受賞者を決定しました.
受賞者による第2回受賞記念講演会を下記のとおり開催します.非会員の方のご来場も歓迎します.
また,同日午後には同じ会場にて日本第四紀学会主催のシンポジウム[地球温暖化と環境防災]が開催されます. あわせてご参加ください.
なお,学術賞受賞者の横山祐典会員(東京大学)は平成21年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を2009年4月14日に受賞されました.受賞タイトルは, 『過去の海水準変動の高時間解像度復元と変動メカニズムの研究』です. この賞は萌芽的な研究,独創的視点に立った研究等, 高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象にしています.
詳細については以下をご参照ください。
文部科学省: http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/04/1259919.htm
[お問合せ]:水野清秀 [産総研] (fax: 029-861-3653;k4-mizuno@aist.go.jp)
2008年日本第四紀学会賞・学術賞受賞者講演会(第2回)
[日時]:2009年6月27日[土]13:00-14:30 [場所]:日本大学文理学部100周年記念国際会議場 [プログラム]
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完新世における温暖種が示す対馬海流の動向
松島義章 氏
横浜国立大学学芸学部地学科卒.理学博士.相模湾・東京湾を中心に南は九州,
北は北海道までの沿岸低地に分布する海成沖積層中の貝化石の群集解析を行う.
それを用いて約1万年前から以降の,海面上昇による日本列島沿岸の沖積低地の古環境変遷と復元を進めてきた.
神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員.放送大学大学院客員教授
南北氷床のふるまいと海水準 -最終氷期の気候変動との関係-
横山祐典 氏
東京大学海洋研究所・理学系研究科地球惑星科学専攻准教授.
オーストラリア国立大学地球科学研究所博士課程修了.PhD.
カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究所等の研究員を歴任.
第四紀後期の海水準変動を中心に固体地球と氷床-海洋変動に伴う気候変動などを研究する.
研究試料は海洋・湖沼堆積物や氷床コア,サンゴなど多様.
国際第四紀学会海洋・沿岸プロセス研究委員会(INQUA CMP)副委員長.日本学術会議PAGES委員会委員.
地球惑星連合大会ユニオンセッション[古気候・古環境研究の統合]
地球惑星連合大会においてユニオンセッション[古気候・古環境研究の統合]が開催されます. 本セッションは日本第四紀学会も共催となっています。奮ってご参加ください。
古気候・古環境研究に関する、さまざまな分野の最先端の研究のレビューと共に、分野間の連携や、 地球環境の将来予測といった古気候・古環境研究が果たすべき、本質的な目標について、 幅広い討論が行われる場になりますので、皆さまには、奮って、ご参加いただけますように、 お願い申し上げます。
- ユニオンセッション U054 「古環境科学の統合と地球環境の将来予測 」
- 日時: 5月18日 09:00〜17:00
- 場所: 幕張メッセ 国際会議場 302号室
- 趣旨: 人間活動による気候・環境の変化を正確に把握するには、その自然変動を理解することが不可欠です。 また、モデルによる将来予測を検証するには、過去から現在への詳細かつ広範なデータが必要です。 本セッションでは、古気候研究から見た現在の気候変化についての認識を地球科学コミュニティと社会に発信すると共に、 様々な古気候・古環境情報の統合により将来予測にいかに貢献できるか、 そのために我々は何をすべきかを議論します。
- プログラム:
<午前>- 09:00 - 09:30 地球環境の将来予測のための古環境研究の役割−過去1000年間からの教訓 (中塚 武)
- 09:30 - 10:00 1000年から10万年の時間スケールにおけるグローバル気候変動 〜氷河期から人為起源の気候変化を見据える〜 (川村 賢二)
- 10:00 - 10:30 様々な時間スケールの気候変動モデリング (吉森 正和 ・阿部 彩子)
- 10:45 - 11:15 Empirical constrains of changes in sea level during the current interglacial (横山 祐典)
- 11:15 - 11:45 様々な時間スケールでの海水準の変動 (阿部 彩子)
- 11:45 - 12:15 海洋酸性化:遠過去から近未来を予測する (川幡 穂高)
- 13:45 - 14:07 数千年〜数万年スケールでのアジアモンスーンの変動と地球規模気候変動へのインパクト (多田 隆治)
- 14:07 - 14:29 サンゴ骨格や鍾乳石記録から復元される東アジアモンスーンの変動 (鈴木 淳)
- 14:29 - 14:51 モンスーンとENSOのモデリング-過去・現在 (鬼頭 昭雄)
- 14:51 - 15:15 Compound-specific nitrogen isotopic record for reconstructing biogeochemical processes in the paleocean (大河内 直彦)
- 15:30 - 15:52 最終氷期以降の北太平洋海洋循環 (岡崎 裕典 ・原田 尚美)
- 15:52 - 16:14 氷期における熱塩循環のモデリング (岡 顕 ・阿部 彩子)
- 16:14 - 16:36 急激な気候変動に対する植生の応答 (高原 光 ・林 竜馬)
- 16:36 - 17:00 総合討論
日本地球惑星科学連合2009年大会
日本地球惑星科学連合2009 年大会が下記のとおり開催されます。第四紀学とその関連セッションに会員多数の参加と発表を期待します。 以下は、日本地球惑星科学連合の大会ホームページ (http://www.jpgu.org/meeting/index.htm)より編集したものです。 なお、日本地球惑星科学連合は2008年12月1日、これまでの連合を解散、改めて一般社団法人日本地球惑星科学連合となりました。 これにともない、日本地球惑星科学連合への個人会員加入が呼びかけられています。 2009年大会は、会員であっても非会員でも参加できますが、参加費が異なりますのでご注意下さい。 会員登録については日本地球惑星科学連合のホームページ(http://www.jpgu.org/)をご覧下さい。
- 2009年大会の概要
[会 期]:2009 年5月16日(土)〜21日(木)(6 日間)
[会 場]:幕張メッセ国際会議場 (〒261-0023 千葉市美浜区中瀬2-1)
[各種締切日]
- 予稿集原稿投稿
〜早期締切 1/30(金)17:00
〜最終締切 2/13 (金) 正午12:00 (★時間厳守!)〜延長しました〜 - 事前参加登録
〜 4/10 (金) 12:00
- 予稿集原稿投稿
- 開催セッション
2009 年連合大会で設定されているセッションは、これまでどおり、レギュラーセッション、スペシャルセッション、ユニオンセッション、一般公開プログラム、国際セッションからなります。昨年度まで第四紀学会として提案した第四紀学関連のセッションは、今年度も引き続いてレギュラーセッションとして設定されています。それらは、『第四紀』、『沖積層研究の新展開』です。また、その他にも数多くの第四紀学関連のセッションがあります。ふるってご参加ください。
(セッションの詳細は第四紀通信16巻1号にも記載されています。) - 大会詳細
日本地球惑星科学連合の大会ホームページ
日本地球惑星科学連合のホームページ
第四紀通信16巻1号 (pdf 1.2MB)
東京地学協会IYPE(国際惑星地球年)記念行事 「地球とハーモニー」講演とコンサートの夕べ
IYPE(国際惑星地球年)記念行事として、東京地学協会は「地球とハーモニー」〜講演とコンサートの夕べを開催いたします。
これは一般市民を対象に、講演とコンサートを楽しんでいただき、地球科学の成果をアピールしようという趣旨です。
日本第四紀学会からも後援していただいております。会員の皆様のご参加をお待ちしております。
[日時]:2009年5月2日(土) 16:00-20:00
[場所]:日本大学カザルスホール(東京お茶の水)にて
[プログラム]:
**講演**
- 横山祐典(東京大学)温暖化気候の海面上昇――地球科学データからの将来予測
<2008年日本第四紀学会学術賞受賞者> - 石川直樹(写真家)地球を旅する
<七大陸最高峰最年少で登山、北極から南極まで人力で移動>
**ティータイム**
<お茶とお菓子が出ます>
**コンサート**
- (ピアノとヴァイオリン演奏)定兼三紀子・大内田奈名子・武内俊之
ラヴェル、フランク、ベートーヴェンなどの作品
[その他]:
- 入場無料、ただし事前申し込み制です。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tokyogeo/news/0000000076.html - 日本地球惑星科学連合ニュースレター(JGL)2009年1月号の最終ページにもお知らせを掲載しています。
http://www.jpgu.org/publication/
2008年学会賞・学術賞受賞者講演会のお知らせ
日本第四紀学会では,第四紀学の発展に貢献し顕著な業績をあげ,また学会活動に貢献した会員に授与される学会賞, 第四紀学に貢献した優れた学術業績をあげた会員に授与される学術賞を新しく設け, 2008年大会時に最初の受賞者を決定しました.各受賞者のお名前や受賞内容については, 第四紀通信の15巻5号及び6号に掲載されています.
今後,受賞者の受賞記念講演会を2回に分けて行う予定であり,第1回目の講演会を下記のとおり実施します. 参加費は無料で事前登録は必要ありません.非会員の方も受講できます. なお同日午後には同じ会場にて第四紀学会主催のシンポジウム 「東アジアへの新人の拡散とOIS3の日本列島」が開催されます.
本講演会に関する問い合わせは,担当幹事:水野清秀(FAX:029-861-3653, E-mail : k4-mizuno@aist.go.jp)までお願いします.
2008年日本第四紀学会賞・学術賞受賞者講演会(第1回)
[日時]:2009年2月7日(土)10:00〜11:30
[場所]:八王子市南大沢 首都大学東京 南大沢キャンパス
(京王相模原線「南大沢」駅下車,徒歩5分)
5号館地下1階 大会議室
[プログラム、講演者と講演タイトル]
- 10:00〜10:10 あいさつ(町田 洋会長)
- 10:10〜10:50 大場忠道氏(学会賞受賞者)
「海底コア中の有孔虫化石の酸素・炭素同位体比を駆使した第四紀古海洋環境に関する一連の研究」 - 10:50〜11:30 五十嵐八枝子氏(学術賞受賞者)
「化石花粉から見た北海道とサハリンの最終氷期と後氷期における環境変遷」
日本第四紀学会主催シンポジウム 「東アジアへの新人の拡散とOIS3の日本列島」
下記のような内容で、第四紀学会主催のシンポジウムが行われます。参加費は無料で、 事前登録は必要ありません(ただし、講演要旨集は有料となる可能性あり)。また当日午前中、 同会場で第四紀学会の第1回学会賞・学術賞講演会が、隣接する会場で評議員会が開催されます。 各講演のタイトルや時間配分などは変更になる場合があり、詳細は第四紀学会ホームページなどでお伝えします。
[日時]:2009年2月7日(土) 13:30-17:00
[場所]:首都大学東京(南大沢キャンパス)
八王子市南大沢1-1 5号館(旧人文棟)地下1階大会議室
[趣旨]:
OIS3の中頃は、西アジアを経由してヨーロッパとアジアへ新人が拡散した時期と一致する。
東アジアへの新人の拡散はどのようであったのか、
またそれは日本列島への人類の最初の居住問題とどのようにリンクするのか。
40-30kaの日本列島に残された考古学的な証拠(石器の製作技法、遺構、集落、新しい資源の開発、など)
は東アジア世界でみても大きな特色がある。その具体相の解明とともに、
成果を新人の世界拡散の流れの中に位置づけていくことが必要である。
本シンポジウムでは、東アジアへの新人の拡散問題と、関連する考古学的な証拠をレビューし、
それを踏まえて特徴的な事例ならびに人類の活動の舞台である地形面の問題について議論する。
[プログラム(案)]
- 13:30-13:45 趣旨説明(小野 昭)
- 13:45-14:15 後期更新世の東アジアにおけるホモ・サピエンスの拡散(海部陽介)
- 14:15-14:45 日本列島の"行動的現代人"の出現の証拠とその理解(出穂雅実)
- 14:45-14:55 休憩
- 14:55-15:25 日本列島各地のステージ3の地形面はどこにあるか(久保純子)
- 15:25-15:55 黒曜石利用のパイオニア期と環状のムラの消滅(島田和高)
- 15:55-16:25 同位体ステージ3の環境を拓いた石斧(堤 隆)
- 16:25-17:00 討論
[世話人]:小野 昭(首都大学東京)・諏訪間 順(小田原市教育委員会)
[問合せ先]:小野 昭 首都大学東京大学院人文科学研究科
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 Tel.042-677-2121, Fax.042-677-2112
北淡活断層シンポジウム2009
2009年1月10日-11日、「北淡活断層シンポジウム2009」が開催されます。
詳細はこちらをご覧ください。⇒第2報 (pdfファイル 30KB)
第四紀中・後期の年代的枠組みを理解するためのワークショップ
[日時]: 2008年12月25日(木)13:00〜26日(金)17:00[場所]: 信州大学理学部大会議室 (C棟 2F) 松本市旭3-1-1 JR篠ノ井線松本駅下車
バスターミナル→信大西門前下車 徒歩1分
地図
http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/index.html
[ワークショップの趣旨]:
日本の第四紀後半の気候変動の解明にとって重要な問題のひとつが編年の軸が十分に精度良く定まっていないことである.
14C年代の暦年較正問題(適用範囲と限界),海洋酸素同位体編年の新しい提案(LR04),氷床年代との対比,
指標テフラの放射年代および酸素同位体層序との比較などについての理解を深め,
現時点における日本周辺の標準的な年代軸としてどのようなものが最適であるのか,という点を探りたい.
積極的なご参加をお願いします.
[主催]: 日本第四紀学会 古気候変動研究委員会,テフラ・火山研究委員会
[後援]: 信州大学理学部
[プログラム]
- 12月25日(木)
- 13:00 公文富士夫 「ワークショップの趣旨説明:手軽に使える年代軸が欲しい理由」
- 13:30 中村俊夫 「14C年代測定法の課題と最適の利用方法」(仮題)
- 14:30 大場忠道 「有孔虫殻に基づく海洋酸素同位体層序の現状と課題」
- 15:30 休憩
- 15:40 長橋良隆 「更新世中・後期の陸域の"標準"テフラ層序の概要」(仮題)
- 16:40 青木かおり 「指標テフラの海域への展開:北西太平洋海域における海洋酸素同位体層序上での指標テフラの層位」
- 17:10 質疑・応答と討論
- 19:00 懇親会
- 12月26日(金)
- 9:00 川村賢二 「南極ドームふじ氷床コアの年代モデルと気候変動〜北半球の氷床変動とのリンク〜」
- 10:00 討論
- 10:30 参加者による自由発表(+ポスターセッション)
各人がポスター掲示と5〜10分の口頭紹介を行う. - 12:00 昼食
- 13:00〜17:00 総合討論 「日本の第四紀中・後期における年代軸はどうあるべきか」
講演者の分析や主張をもとにして第四紀後期の年代問題への理解を深めるとともに,現時点での最適解として, どのような年代的枠組みで古気候資料を統合していくことが妥当か,といった問題に議論に集約していくことをめざす.
[講演・発表の募集とお願い]
- ワークショップを盛り上げ,よい議論の成果を生み出すために,積極的に発表(ポスター,または口頭)・発言をお願いします. 申し込まれた発表については,26日の午前か午後に5〜10分間で講演の機会を設定し,プログラムにも反映させます. ポスターのみの掲示もできます.
- 参加は自由ですが,準備の都合上(特に懇親会用に),事前にお申し込みいただくとありがたいです. 講演申し込みは,12月15日までに講演題目とともにお知らせください.参加申し込みは19日までにお願いします. 講演は10分程度で計画して下さい. なお,4,5名分の学内宿泊先(約2000円)を確保していますので,必要な方は早めにお申し込み下さい.
[申し込み・連絡先]
公文 富士夫
〒390-8621 松本市旭3-1-1,信州大学理学物質循環学科
電話 0263-37-2479,電子メールアドレス:shkumon@shinshu-u.ac.jp
神奈川県立 生命の星・地球博物館 特別展『箱根火山 いま証される噴火の歴史』
箱根火山の形成モデルは、1950年代に故久野 久 先生により確立されて以来、半世紀にわたり使われ続き、
カルデラ形成史の教科書的存在にもなってきました。
しかし、近年、詳細なフィールドワークと最新の分析機器の導入により、新しい山体形成モデルが提案され、
さらに新たな火山活動などもわかってきました。
本特別展示では、箱根地域における基盤の形成から火山体の形成までを、新旧モデルをふまえて紹介しています。
[期 間] 2008年7月19日から11月9日
[詳 細]
http://nh.kanagawa-museum.jp/index.html
http://nh.kanagawa-museum.jp/event/tokubetu/2008_hakone/index.html
日本第四紀学会シンポジウム 『氷床変動とグローバルな気候変動』
[主催]:日本第四紀学会
[後援]:日本学術会議
[場所]:東大工学部2号館1F大講義室(213号室)
[日時]:10月3日金曜日 13:00ー16:30
[参加費]:無料・当日参加可
[参加登録]:事前参加登録受付中(世話人までE-mailにて)
[世話人]:横山祐典
[連絡先]:03-5841-4313 / yokoyama@eps.s.u-tokyo.ac.jp
今回のシンポジウムは、オーストラリア科学アカデミー会長のカート・ランベック教授が、来日されることから開催するものです。 ランベック教授はオーストラリア国立大学地球科学研究所の教授も務めており、固体地球と流体との相互作用に関するもの、 つまり固体地球と海洋圏ー大気圏ー雪氷圏との関わりを物理学的に明らかにするという研究をすすられてきています。
特に地球内部物理学、古気候・古海洋学などの研究は有名です。考古学分野についても、 高精度・高分解能の海水準モデルによる旧石器時代の人類学・考古学に関する研究からイギリス考古学協会から賞を贈られています。 今回のシンポジウムでは、氷床変動とグローバルな気候変動についての話を軸に、人類学的・考古学的にも重要な、 ヨーロッパでの旧石器時代の氷床変動と古気候復元についての話についても触れていただくことにしています。
[プログラム]
- 13:00 遠藤邦彦(日本大学・日本第四紀学会副会長):
Opening Remarks - 13:10 Prof Lambeck (President, Australian Academy of Science and RSES, ANU):
Sea level and ice volumes during the glacial cycle from MIS-6 to present. - 14:00 斎藤文紀(産業技術総合研究所):
Sedimentary evidence of rapid sea-level change in the past - 14:35 川村賢二(国立極地研究所):
Precession pacing of the last five terminations deduced from accurate chronology of the Dome Fuji ice core, Antarctica - 15:05 阿部彩子(東京大学気候システム研究センター):
The role of visco-elastic earth response in shaping the Northern Hemisphere ice sheet with 100 ka ice age cycle. - 15:35 横山祐典(東京大学大学院理学研究科):
Climate change and Antarctic Ice sheet fluctuations - 16:05 総合討論・Closing Remarks
奥村晃史(広島大学・国際第四紀学連合副会長) - 16:30 懇親会 (東大工学部2号館展示室)
第四紀学会講習会 『縄文土器の製作技術と焼成に関する実験考古学』
下記の内容で、東京都埋蔵文化財センターとの共催による第四紀学会講習会を開催いたします。
[日 時]:(1)2008年10月25日(土)
(2)2008年11月 8日(土)
[会 場]:東京都埋蔵文化財センター 〒206-0033 東京都多摩市落合1-14-2
[概 要]:
縄文土器の製作技術の研究は、縄文時代の文化や技術伝統を考える上で欠かすことのできない研究分野である。 今回は、縄文土器の復元製作と焼成実験を通して、土器製作技術の内実を理解することを目的とする。 なお、復元製作した土器は、焼成するまでの間、一定の乾燥期間が必要なため、今回は2回に分けて実施する。 両日とも参加可能なことが条件となる。
[日 程]:
- 10月25日(土) 13:00-17:00 縄文土器の復元製作
- 11月 8日(土) 10:00-16:00頃 土器焼成実験と観察
*雨天の場合は、日程変更または中止の場合もあります。
[参加費]:無料
[事前登録]: 必要(15名定員。先着順受付) 10月15日までに下記まで連絡ください。
[問合せ先]: 竹尾 進(経営管理課広報企画係長) mail: takeo-susumu@tef.or.jp
TEL: 042-373-5296, FAX: 042-374-2161
日本第四紀学会2008年普及講演会
『極限のフィールドワーク-南極観測からわかる地球環境変動の過去と未来-』
この講演会では、普段なかなか見られない南極地域における研究観測現場の生の映像や実物の調査道具などを示しながら、 どのような目的で、どのようなことが南極で行われているのかを、子供たちにも理解できるようにわかりやすく解説し、 大人も子供も楽しめるような形で、南極の野外調査=フィールドワークの重要性と面白さを伝えたいと考えています。 是非、お子様も一緒に、お誘い合わせの上、お集まり下さい。
[日 時]:2008(平成 20)年11月16日(日)13:30〜16:30(13時開場)
[会 場]:国立科学博物館日本館 2 階講堂
(東京都台東区上野公園 7-20)
http://www.kahaku.go.jp/userguide/access/index.html
[主 催]:日本第四紀学会
[共 催]:国立科学博物館、国立極地研究所
[世話人]:三浦英樹(国立極地研究所)・齋藤めぐみ(国立科学博物館)
[参加費]:無料(ただし一般・大学生は入館料の600円が必要(65才以上は年齢を証明できる書類があれば無料)、 小中高校生は入館料も無料です)
[事前申込み]:不要
[プログラム]: 開会の挨拶
- 南極の自然環境と野外調査(フィールドワーク):探検から研究観測へ : 高田将志(奈良女子大)
- 南極の氷を掘ってなにがわかる?: 約 1000km の距離を時速 10km で移動,気温マイナス40度の世界で、3035mの長さの氷の柱を掘り出す理由 :福井幸太郎(極地研)
- 南極の海底を掘ってなにがわかる?:厚さ 1.5m の海氷の下は水深 600m, 薄氷を踏みながら重さ4トンの雪上車が走り回り,海氷上から海底の泥を取り出す理由 :澤柿教伸(北海道大)
- 南極の砂浜を掘ってなにがわかる?:削岩機で掘っても一日わずか 15cm! コンクリートのような永久凍土に深さ 4m の穴を掘り,スコップで砂浜に長さ200m の横穴を掘る理由 :前杢英明(広島大)
- 南極の石を採ってなにがわかる?: ヘリコプターで飛び回り,ハンマーで60kgの石を採って背負って,3 トンの石を集める理由 :岩崎正吾(広島大)
- 南極の第四紀研究と地球環境変動の研究:南極の氷,地形,石,泥,化石が語る地球の過去と未来
:三浦英樹(極地研)
閉会の挨拶
第52回粘土科学討論会
[会 期] 2008年9月3日(水)-5日(金)
[会 場] 沖縄ポートホテル
(〒900-0036 沖縄県那覇市西1-6-1 TEL:098-868-1118(代),FAX:098-868-2189)
[講 演]
A. 一般講演(口頭発表,ポスター発表,提案型セッション)
B. 会長講演坂本尚史(千葉科学大学)
C. シンポジウム「エネルギーと粘土」
[一般講演の申込]
- 申込方法
日本粘土学会ホームページからお申込みください.講演ごとに1通の参加申し込みフォームをお送りください.講演概要はプログラム編成に使用いたしますが,合わせて日本粘土学会ホームページに討論会プログラムとともに公表しますこと,ご了承ください.なお,発表者の内1名は本学全会員であることが必要です.Webページが使えない場合は,下記問合先(1)あてへお問い合わせください. - 申込開始 2008年5月13日(火)12:00 〜
- 申込締切 2008年6月10日(火)必着
webページからの申込の場合は確認のための返信をいたしますので,返信がない場合は再度ご連絡をお願いいたします. - 参加登録料 会員(共催学会員を含む):3,000円, 学生会員:1,000円, 非会員:5,000円
- 講演要旨集代 3,000円
- 講演要旨締切 2008年7月25日(金)必着
[懇親会] 9月3日(水)18:30 〜 沖縄ポートホテル
- 懇親会会費 一般:6,000円,学生:3,000円
- 申込方法 官製はがきに参加者氏名・所属を記入して下記問合先(2)にお送り下さい.
[見学会] 9月5日(金)
- 行き先 工業技術センター,やちむんの里−読谷,美ら海水族館,万座毛(ノジュール)(予定)
- 見学会会費 未定
- 申込方法 官製はがきに参加者氏名・所属を記入して下記問合先(2)にお送り下さい.
[問合先]
- 問合先(1)(講演・講演要旨送付先):
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
琉球大学農学部生産環境学科農地環境管理学講座内
第52回粘土科学討論会実行委員会 金城和俊(渡嘉敷義活気付)
TEL:098-895-8778 FAX:098-895-8734 電子メールアドレス:wa614@yahoo.co.jp - 問合先(2)(懇親会・見学会申込先):
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
琉球大学農学部生産環境学科農地環境管理学講座内
第52回粘土科学討論会実行委員会 渡嘉敷義治
TEL:098-895-8778 FAX:098-895-8734 電子メールアドレス:toka2841@agr.u-ryukyu.ac.jp
[主 催] 日本粘土学会
[共 催]
資源・素材学会,資源地質学会,ゼオライト学会,地盤工学会,日本化学会,日本火山学会,日本鉱物科学会,日本セラミックス協会,日本セラミックス協会原料部会,日本第四紀学会,日本地学教育学会,日本地球化学会,日本地質学会,日本土壌肥料学会,日本熱測定学会,日本ペドロジー学会,農業土木学会
(予定,50音順)