日本第四紀学会2023年大会(所沢)
本大会は一般研究発表(口頭およびポスター)、シンポジウム、普及講演会、各種巡検を中心に、早稲田大学所沢キャンパス(埼玉県所沢市)を会場として開催します。開催方法は原則対面方式として、一般公開となるシンポジウムおよび普及講演会についてのみ Zoom ライブ中継を併用したハイブリッド方式で実施します。ただし、社会状況によっては変更の可能性があります。一般研究発表、各種参加申込等については、昨年と同様に大会専用サイトからの申し込みとなります。
- 全体概要
開催会場:早稲田大学所沢キャンパス(〒359-1192 埼玉県所沢市三ヶ島2-579-15)
最寄り駅:西武池袋線 小手指駅(池袋駅から急行で約30分)
駅から無料スクールバスまたは路線バスで約15分
https://www.waseda.jp/top/access/tokorozawa-campus
開催日程(全期間):2023年8月31日〜9月 4日
8月31日(木)プレ巡検 評議員会
9月 1日(金)一般研究発表(口頭及びポスター)
9月 2日(土)一般研究発表(口頭及びポスター) 総会 懇親会
9月 3日(日)午前 シンポジウム(一般公開/ハイブリッド形式)
午後 普及講演会(一般公開/ハイブリッド形式) アウトリーチ巡検
9月 4日(月)専門巡検
共催:早稲田大学人間科学学術院
後援:所沢市、所沢市教育委員会、公益財団法人トトロのふるさと基金(いずれも予定)
協力:早稲田大学自然環境調査室 - Key Dates
- 6月10日(土) 各種申し込み・事前決裁サービス開始
- 7月13日(木)17:00 一般研究発表申込・講演要旨原稿提出締切
- 7月29日(金)プログラム公開
- 8月 1日(火)17:00 懇親会事前申込締切 (これ以降の申し込みは当日参加費扱い)
- 8月25日(金)17:00 9/2・3用昼食弁当事前申込締切、大会参加申込締切
- ※巡検参加は申し込み順のため,定員に達し次第,締め切りとなります.
- 申込み方法
大会専用サイト https://sites.google.com/view/2023jaqua/から申し込んで下さい。
参加のキャンセルについては、下記のメールアドレスに参加日の前日までに連絡して下さい。件名は「大会キャンセル」とし、氏名、発表の有無、参加巡検の有無を明記して下さい。
メール:jaqua2023_meeting(at)googlegroups.com(atを@に変える) - 参加費等
- 大会参加費 会員:1,000 円、非会員:2,000 円
大学院生・学部学生(会員・非会員問わず)、70 歳以上の会員:無料
9月3日のみ参加者:無料 - 懇親会費 一般(8/1までの事前予約):5,000円、大学院生・学部学生:3,000円、
8/2〜当日までの申込:6,000円 - 巡検参加費 プレ巡検 会員200円、非会員(一般)500円
アウトリーチ巡検 すべての方50円
専門巡検 会員のみ1,000円
※すべての参加費にはレクリエーション保険代が含まれます。 - 弁当事前注文 800円(9月2日、3日のみ)
※1)、2)については事前決裁サービスをご利用いただけます。その他は当日現金にてお支払いください。なお、すべて申込は必要です。
- 大会参加費 会員:1,000 円、非会員:2,000 円
- 研究発表申し込み
- 発表形式と発表時間について
● 一般研究発表は、口頭発表とポスター発表があります。
● 口頭発表の時間は1件15分(質疑応答時間含む)です(発表件数によって変更の可能性があります)。ポスター発表はポスターショートトークとコアタイムを設けます。
● 筆頭発表者(資格は会員であること)は、会員資格が必要です。
● 会員はそれぞれ口頭発表およびポスター発表にそれぞれ1件の発表申し込みが可能です。
● 発表形式は申込時に希望する方を選択してください。発表件数によっては、必ずしも希望の形式にならない場合もあります。あらかじめご了承ください。
- 参加・発表申込と講演要旨の提出方法
● 大会参加には事前申し込みが必要です。また、発表を行うには講演要旨の提出が必要です。
● 参加・発表の申し込みは、大会専用サイト(https://sites.google.com/view/2023jaqua/)から行います。
● 会員以外の方の筆頭著者としての投稿は、シンポジウムを除きできません。
● 非会員の方で筆頭著者として一般発表を希望される場合は、至急入会手続きをお願いします。日本第四紀学会への入会手続きは、学会ウェブサイト「入会・会費の支払いについてのご案内」をご覧ください。
● 講演要旨のテンプレートは大会専用サイトよりダウンロードできます。
● 講演要旨集(無料、電子版のみ)は大会前に大会専用サイトからダウンロードできます。
● 講演要旨の原稿はA4で1ページ(図表掲載可)です。「講演要旨原稿の書き方及びテンプレート」にある書き方にそって作成してください。講演要旨作成の際、テンプレートのフォントや行数などの設定は変更しないようにしてください。
● 本学会員のうち2023年7月1日現在で35歳以下の方は若手発表賞に、学生・大学院生の方は学生発表賞にエントリーできます(両方へのエントリーはできません。また、筆頭著者でない場合はエントリーができません)。エントリー希望の方は、申込フォームの該当箇所に記入してください。
- 発表形式と発表時間について
- 詳細スケジュール・会場
8月31日(木) 8:30〜15:00 プレ巡検
16:00〜18:00 評議員会9月 1日(金) 9:00〜 受付開始
9:30〜11:30 一般研究発表
11:30〜12:00 ポスターショートトーク
13:00〜14:00 ポスター発表
14:00〜17:30 一般研究発表9月 2日(土) 9:00〜 受付開始
9:30〜11:30 一般研究発表
11:30〜12:00 ポスターショートトーク
13:00〜14:00 ポスター発表
14:00〜15:45 一般研究発表
16:00〜17:30 総会
17:45〜19:30 懇親会9月 3日(日) 9:00〜 受付開始
9:30〜12:30 シンポジウム
13:30〜14:50 普及講演会
15:00〜17:00 アウトリーチ巡検9月 4日(月) 9:30〜15:30 専門巡検
◎会場
100号館 211教室 :一般研究発表、シンポジウム、普及講演会会場
100号館 アトリウム :受付、ポスター発表会場、企業展示
100号館 212教室 :昼食・休憩室
生協食堂:懇親会
- シンポジウム「都市環境〜ウェルビーイングな社会創出のための第四紀研究」
主旨:本シンポジウムは,第四紀学が都市域の社会形成の一部となっている自然環境をどのように捉えていくことができるのか,また,人新世に突入する時代において,SDGs(持続可能な開発目標)が掲げるウェルビーイングな社会創出のために貢献できることは何かという,都市環境における現状や課題を共有しながら新しい研究テーマの着想に至るような内容とします.5人の専門家から,都市環境の現在と課題について,5つのテーマ(分野)の話題を提供いただき,総合討論を実施します。
プログラム
9:30〜9:35 趣旨説明 山田和芳(早稲田大学人間科学学術院)
9:35〜10:05 テーマ1:「地域社会と気候変動政策」天野正博(早稲田大学人間科学学術院 名誉教授)
10:05〜10:35 テーマ2:「都市の水害・治水」知花武佳(政策研究大学院大学 教授)
10:35〜11:05 テーマ3:「都市型自然保全」 北浦恵美(トトロのふるさと基金 事務局長)
11:05〜11:15 休憩
11:15〜11:45 テーマ4:「都市の生物多様性:その価値とリスク」岸本年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム 教授)
11:45〜12:15 テーマ5:「都市の環境史」藤木利之(岡山理科大学 准教授)
12:15〜12:30 総合討論
- 普及講演会「武蔵野台地をとりまく関東平野の『でこぼこ』風景を読む」
趣旨:目の前に広がる風景を読み解きながら,武蔵野台地を含めた関東平野の成り立ちを,一般市民向けに講演します.
講演者:鈴木毅彦(日本第四紀学会 会長・東京都立大学 教授) - 巡検
- プレ巡検「狭山丘陵南部、玉川上水を巡る」(8月31日)
内 容:狭山丘陵南部に広がる武蔵野台地における人の暮らし・知恵の痕跡を巡ります。
案内者:宇津川喬子(法政大学)、小森次郎(帝京平成大学)ほか - アウトリーチ巡検「里山の風景を知り学ぶ、楽しい里山歩き会 〜早稲田大学所沢キャンパス内に見られる武蔵野の風景〜」(9月3日)
内 容:早稲田大学所沢キャンパスは狭山丘陵の一角に位置します。キャンパスの自然環境を特徴づけているのは、狭山湖水源林から連なる里山林と水田放棄跡の湿地です。コナラ、エゴノキが優占する雑木林やシラカシを中心とした旧屋敷林、ヨシなどの湿性植物が繁茂する湿地が、多様な生物の生息環境を作り出しています。アウトリーチ巡検では、湿地保全活動をしているボランティア学生も交え、里山の風景を楽しく知り学び、保全する意義について考えます。
案内者: 竹内大悟(早稲田大学・自然環境調査室)、久保純子(早稲田大学・教育・総合科学学術院)、早稲田大学学生ボランティアサークル - 専門巡検「入間川沿いに露出する下部更新統仏子層の観察」(9月4日)
内 容:関東平野西縁の丘陵部に露出する仏子層は、広域テフラを挟在しながら植物・動物化石が多産する海成層と淡水成層で構成され、第四紀が始まってからおよそ 100 万年間の沿岸〜陸域環境変遷が明らかにされています。本巡検では、主に入間川沿いで露出する加治丘陵に分布する仏子層の露頭観察を通じて、層序、産出化石や年代について観察・議論する機会とします。
案内者:納谷友規・水野清秀(産業技術総合研究所)
- プレ巡検「狭山丘陵南部、玉川上水を巡る」(8月31日)
- 大会実行委員会および行事委員会
大会実行委員長:山田和芳(早稲田大学)
実 行 委 員: 久保純子、内記昭彦、宋 苑瑞(以上、早稲田大学)、納谷友規、谷川晃一朗(産業技術総合研究所)、植木岳雪(帝京科学大学)、小森次郎(帝京平成大学)、目代邦康(東北学院大学)
行事委員会:工藤雄一郎(委員長、学習院女子大学)、池原 実(高知大学)、箱崎真隆(歴博)、奥野 充(大阪公立大学)、目代邦康(東北学院大学)
※行事委員会については 2023年7月より新役員に引継予定。
連絡先:2023年大会実行委員会事務局
〒 359-1192 埼玉県所沢市三ヶ島 2-579-15 早稲田大学人間科学学術院 山田和芳
Tel 04-2947-6729 メール:jaqua2023_meeting(at)googlegroups.com ((at) を @ に変える)