日本第四紀学会2022年大会(静岡)
本大会は、一般研究発表(口頭およびポスター)、シンポジウム、専門巡検を中心に、静岡県地震防災センターを会場として開催します。開催方法は、総会はハイブリッドで行い、一般研究発表、シンポジウムは対面で行います。懇親会は実施しません。なお、新型コロナウィルスの感染状況によって総会、一般研究発表、シンポジウムを完全オンラインに変更し、専門巡検を中止する場合もあります。講演申し込み等につきましては、昨年と同様の申し込み手続きで進めます。
- 開催場所:静岡県地震防災センター
〒420-0042 静岡市葵区駒形通5丁目9番1号
https://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/info/index.html
8月26日(金)一般研究発表(口頭及びポスター、対面)
8月27日(土)一般研究発表(口頭及びポスター、対面)、総会(ハイブリッド)
8月28日(日)午前:シンポジウム(対面)
午後:巡検
(Aコース:ミュージアムバックヤード見学、Bコース:熱海市伊豆山地区土砂災害)
※コロナウィルスの感染拡大により、完全オンラインとなる場合
8月26日(金)一般研究発表(口頭及びポスター) オンライン
8月27日(土)一般研究発表(口頭及びポスター)総会 オンライン
8月28日(日)シンポジウム・オンライン 巡検なし - 各種締切日
- 一般研究発表の申し込み・講演要旨原稿提出締め切り:7月8日(金)17時
- シンポジウムの講演要旨原稿提出締め切り:7月8日(金)17時
- 専門巡検参加申し込み締め切り:8月9日(火)17時
- 参加申し込み締め切り:8月19日(金)17時
- プログラム公開:7月29日(金)(予定)
- ポスターのファイルデータの提出:オンライン開催に変更になった場合のみ、8月19日(金)17時。対面実施の場合は、ファイルデータ提出は不要です。
- Bコースの巡検は現地の状況を踏まえ、参加者数を10人で、先着順とします。
- 申込み方法
大会専用サイト https://sites.google.com/view/2022jaqua/から申し込んで下さい。
参加のキャンセルについては、下記のメールアドレスに参加日の前日までに連絡して下さい。件名は「大会キャンセル」とし、氏名、発表の有無、参加巡検の有無を明記して下さい。
メール:jaqua2022_meeting(at)googlegroups.com(atを@に変える) - 大会参加費
◎大会参加費:1000 円。会場受付でお支払いください。ただし、70歳以上の会員、学部学生は無料です。
講演要旨集:今回は冊子を作成せずPDFによる配布とする予定で、参加者は無料でダウンロードできます。 - 各種申し込みと講演要旨原稿の送付方法
一般研究発表の申し込み
- 発表者の資格と発表件数の制限
一般研究発表には、口頭発表とポスター発表があります。筆頭発表者(資格は会員であること)としては、口頭発表およびポスター発表について、それぞれ1人1件の発表申し込みが可能です。 - 発表形式と発表時間
発表形式は、口頭発表(オーラルセッション)およびポスター発表(ポスターセッション)がありますので、発表申込用紙で希望する方を選択してください。発表件数によっては、必ずしも希望の形式にならない場合もありますので、あらかじめご了承ください。口頭発表(オーラルセッション)の時間は1件15分程度(質疑応答時間含む)を予定しています(発表件数によって変更の可能性があります)。 - 参加・発表申込と講演要旨の提出方法
- 大会参加には事前申し込みが必要です。また、発表を行うには講演要旨の提出が必要です。
- 参加・発表の申し込みは、大会専用サイト(https://sites.google.com/view/2022jaqua/)から行います。
- 日本第四紀学会会員以外の方の投稿は、今回行うシンポジウムに限ります。
- 非会員の方で筆頭著者として一般発表を希望される場合は、至急入会手続きをお願いします。日本第四紀学会への入会手続きは、学会ウェブサイト「入会・会費の支払いについてのご案内」をご覧ください。
- 講演要旨のテンプレートは6月下旬から大会専用サイトよりダウンロードできます。
- 講演要旨集は大会前に大会専用サイトからダウンロードできるようにします。
- 講演要旨の原稿はA4で1ページ(図表掲載可)です。「講演要旨原稿の書き方及びテンプレート」にある書き方にそって作成してください。講演要旨作成の際、テンプレートのフォントや行数などの設定は変更しないようにしてください。
- 本学会員のうち2022年8月1日現在で39歳以下の方は若手発表賞に、学生・大学院生の方は学生発表賞にエントリーできます(両方へのエントリーはできません。また、筆頭著者でない場合はエントリーができません)。エントリー希望の方は、申込フォームの該当箇所に記入してください。積極的なエントリーを期待しています。
- 参加・発表申込と講演要旨の提出の締め切り
- 一般研究発表の申し込み・講演要旨原稿提出締め切りは7月8日(金)17時です。
- 参加申し込みは、2022年8月19日(金)17時まで受け付けています。
- 発表者の資格と発表件数の制限
- 総会委任状について
8月27日(土)午後に開催する総会の委任状も大会専用サイトから提出できます。総会欠席予定の皆様には、総会委任状の提出をお願いします。 - 開催日程
8月26日(金)一般研究発表(口頭及びポスター) 受付 9:00〜 一般講演 9:15〜11:45 ないふるホール ポスターショートトーク 11:45〜12:10 ないふるホール ポスターコアタイム 13:00〜14:30 多目的スペース 一般講演 14:30〜16:45 ないふるホール
8月27日(土)一般研究発表(口頭及びポスター)総会 受付 9:00〜 一般講演 9:15〜11:45 ないふるホール ポスターショートトーク 11:45〜12:00 ないふるホール ポスターコアタイム 12:45〜13:45 多目的スペース 一般講演 13:45〜14:45 ないふるホール 総会・授賞式 15:00〜16:50 ないふるホール
8月28日(日)シンポジウム(一般市民を対象) 受付 9:00〜 シンポジウム 9:15〜12:45 ないふるホール
休憩・昼食室:大研修室 、学会本部:小研修室
昼食の弁当販売は致しません。また、感染症対策のため、茶菓子・飲み物は用意しません。 - シンポジウム「伊豆衝突帯とその隣接地域における大規模自然災害」
主旨:伊豆弧は、フィリピン海プレートの北進に伴ない、約200〜100万年前に本州へ衝突し、伊豆衝突帯が形成された。衝突は現在も続いているので、伊豆半島やその周辺には北伊豆断層帯や富士川河口断層帯などの多くの活断層があり、地殻の変形で急峻な山岳地域が形成されている。そのため、伊豆衝突帯では内陸型地震、土砂災害が頻繁に起きている。また、伊豆弧は火山弧であるため、伊豆東部火山群、富士山、箱根火山による火山災害も起きており、1989年には伊東沖で噴火が起き、手石海丘を形成した。一方、南海トラフ・駿河トラフでは約100〜150 年間隔で、相模トラフでは約200〜400年間隔で海溝型巨大地震が発生し、その度に大津波が南海トラフ・伊豆弧・相模トラフの沿岸域に被害をもたらした。そのため、1978年には東海地震の予知情報を基にした大規模地震対策特別措置法が制定されている。一方、2011年に起きた東北地方太平洋沖地震とそれに伴う巨大津波による激甚災害が発生し、それを教訓に、国は2012年に南海トラフで起こる海溝型地震の想定を見直し、あらゆる可能性を考慮した最大クラスのマグニチュード9程度の南海トラフ巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の被害予測を公表した。この予測は、南海トラフ沿いの沿岸地域の社会に多大な影響を与えている。さらに、2021年に熱海市で盛土の崩落に関係した土砂災害が発生し、新たな社会問題となっている。このように伊豆衝突帯とその隣接地域は、地殻変動・火山活動が活発であり、それらの研究が2011年の東北地方太平洋沖地震以降に盛んに行われている。そこで、静岡大会では、伊豆衝突帯とその隣接地域における地震、火山活動、地殻変動、土砂災害に関する最新研究成果を学会内外の専門家から提供いただき、活動縁辺域の大規模自然災害についての理解を深めたい。
プログラム
9:00-9:10 趣旨説明 北村晃寿
9:10-9:50 宇宙測地学と伊豆・富士山周辺の地殻変動 三井雄太
9:50-10:30 火山噴火におけるマグマのダイナミクスと富士山・伊豆東部火山群 石橋秀巳
10:30-10:45 休憩
10:45-11:30 南海トラフ東部の古津波・古地震について 藤原 治
11:30-12:15 土石流の発生メカニズムについて 今泉文寿
12:15-12:30 質疑応答 - 巡検
Aコース:ふじのくに地球環境史ミュージアム
担当者 西岡・中西 ミュージアム玄関口に14時30分に集合 現地解散
アクセス:詳細は当館HP参照(https://www.fujimu100.jp/)
<オススメ>直通バス 約30分 片道370円
JR静岡駅北口 バスターミナル8乗場 「美和大谷線ミュージアム行き」
(ミュージアム行き)10時から16時33分(1時間1本)
(静岡駅行き)10時52分から17時36分(1時間1本) 静岡駅からまで公共バスで移動
Bコース:熱海市伊豆山地区土砂災害
担当者 北村 熱海駅改札口を出た所に15時10分に集合 18時00分に熱海駅前解散 少雨決行。巡検は徒歩で移動します。本巡検は現地の状況を踏まえ、参加者数を10人で、先着順とします。
連絡先 北村 kitamura.akihisa(at)shizuoka.ac.jp(atを@に変える) - 大会実行委員会および行事委員会
大会実行委員長:北村晃寿(静岡大)
実行委員:中西利典、西岡佑一郎(以上、ふじのくに地球環境史ミュージアム)
行事委員会:工藤 雄一郎(委員長、学習院女子大)、池原 実(高知大)、奥野 充(大阪公立大)、箱崎真隆(歴博)、目代邦康(東北学院大)
連絡先:2022年大会実行委員会事務局
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学大学院理学研究科 北村晃寿
TEL:054-238-4798、メール:jaqua2022_meeting(at)googlegroups.com(atを@に変える)