日本第四紀学会が主催・共催・後援するイベント(2014年度終了分)
国際第四紀学連合(INQUA)第19回大会開催記念
一般普及講演会ならびに関連展示のご案内
今夏に日本でINQUA大会が開催されることを機に「第四紀」ならびに「第四紀学」という言葉とその研究内容・意義を多くの方々に知ってもらうため,開催地である名古屋の周辺におきまして,下記の通り,一般普及講演会および関連展示を開催致します.それぞれ申込方法が異なるのでご注意ください.会員のみなさまのご参加をお待ちしております.
【普及講演会】
(1)「第四紀学で読み解く地球の歴史」
日 時: 2015年7月5日(日) 14:00〜16:00(開場13:50)
会 場: 名古屋市科学館 サイエンスホール
定 員: 300名(事前申込制)
料 金: 講演会への参加費は無料ですが,科学館への入館料が必要です.
講演内容:
『水月湖の年縞時計が世界の標準になる』 北川 浩之(名古屋大学)
『くりかえす巨大地震の歴史をほり起こす』 宍倉 正展(産業技術総合研究所)
申込方法:
往復はがきの往信欄に「氏名,住所,連絡先電話番号」を記入の上,6月15日(月)までに到着するように学会事務局へお送り下さい.1枚で5名までお申し込み頂けます.
(2)「東海層群の昆虫化石」
日 時: 2015年7月11日(土) 13:30〜15:30
会 場: 三重県総合博物館 レクチャールーム
定 員: 80名(事前申込制)
料 金: 講演会への参加費は無料ですが,展示室への入館料が必要です.
講演内容:
『三重県の東海層群調査』 中川 良平(三重県総合博物館) 『東海層群の昆虫化石』 森 勇一(金城学院大学)
申込方法:
6月20日(金)までに往復はがきまたはメールでお申し込みください.宛名または件名を「東海層群の昆虫化石係」とし,参加者全員の氏名,年齢,代表者の住所,当日連絡が取れる電話番号をご記入下さい.
(はがき送付先)〒514-0061 三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館
(メール送信先)MieMu@pref.mie.jp
(3)「豊橋周辺の第四紀化石」
日 時: 2015年7月19日(日) 13:30〜16:00
会 場: 豊橋市自然史博物館 講堂
定 員: 80名(事前登録制)
料 金: 無料(事前登録をして無料の入園許可証を取得してください)
講演内容:
『豊橋とその周辺の第四紀哺乳類化石』 安井 謙介(豊橋市自然史博物館)
『更新世中期渥美層群の化石と研究史』 松岡 敬二(豊橋市自然史博物館)
申込方法:
豊橋市自然史博物館(0532-41-4747)に電話で連絡し,事前登録をして下さい.定員になり次第,締め切ります.
(4)「第四紀学研究から明らかになった地球環境」
日 時: 2015年7月25日(土) 14:00〜17:30(開場13:30)
会 場: 名古屋大学 野依記念学術交流館 2F コンファレンスホール
料 金: 無料
講演内容:
『第四紀の気候・環境変動』 竹村 恵二(京都大学)
『日本列島における最終氷期以降の地形環境変動』 海津 正倫(奈良大学)
『地層から読み解く過去の巨大地震・津波』 澤井 祐紀(産業技術総合研究所)
『第四紀試料と放射性炭素年代』 中村 俊夫(名古屋大学)
(5)「第四紀年代学,古気候学,考古学が解き明かす人類進化史の真相
―ネアンデルタールの消滅とホモ・サピエンスの拡散―」
日 時: 2015年7月26日(日) 14:00〜17:30(開場13:30)
会 場: 名古屋大学 野依記念学術交流館 2F コンファレンスホール
料 金: 無料
講演内容:
『ネアンデルタール人はいつ消滅したのか?』 大森 貴之(東京大学)
『最後のネアンデルタール人が遭遇した気候』 大石 龍太(国立極地研究所)
『ネアンデルタール人の消滅と新人サピエンスの拡散』 門脇 誠二(名古屋大学)
『ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの環境適応能力:彼らは共存できたのか』
近藤 康久(総合地球環境学研究所)
【関連展示】
(1)『あんな虫,こんな虫,そんな虫〜身近な小さな生きものたち〜』
会 場: 三重県総合博物館 企画展示室,交流展示室
期 間: 2015年7月11日(土)〜8月30日(日)
入場料: 一般800円,学生480円,高校生以下は無料.
展示物: 古生代〜新生代の昆虫化石(第四紀の昆虫化石を含む)
(2)『豊橋周辺の第四紀化石』
会 場: 豊橋市自然史博物館
期 間: 2015年6月27日(土)〜7月19日(日)
入場料: 無料
展示品: 渥美層群や谷下層の動植物化石
(3)『第四紀における人類の進化と文化』
会 場: 名古屋市博物館展示室
期 間: 2015年7月4日(土)〜7月26日(日)
入場料: 無料
展示品: アフリカにおける原人〜新人への人類進化に関わる石器標本(約30万〜4万年前)
第3回 放射性炭素年代測定室ワークショップ
[日程]:2015年5月20日(水)〜23日(土)
[場所]:東京大学 総合研究博物館(20〜22日)・筑波大学研究基盤総合センター(23日)
[定員]:20名程度
[参加費]:無料
[主催]:東京大学 総合研究博物館 放射性炭素年代測定室・筑波大学 研究基盤総合センター応用加速器部門
[共催]:東京大学 タンデム加速器研究施設、日本第四紀学会
[参加条件]:労災保険または傷害保険に加入していること。
[参加申込み]:nendai@um.u-tokyo.ac.jpまでメールでご連絡ください。
[問い合せ]:東京大学 総合研究博物館 放射性炭素年代測定室 米田穣
〒113-0033 東京都文京区本郷3-7-1
電話:03-5841-2483/ FAX:03-5841-8451
E-mail:nendai@um.u-tokyo.ac.jp
[ホームページ]:http://c14.um.u-tokyo.ac.jp
[ワークショップ内容](予定):
- 5月20日(1日目)10:00-17:00
- 実習 コンパクトAMSの見学
- 講習 放射性炭素年代測定の実践と問題
- 5月21日(2日目)10:00-17:00
- 講義 較正年代の推定と問題
- 講義・実習 前処理プロトコル
- 5月22日(3日目)10:00-16:15
- 講義・実習 放射性炭素年代のベイズ推定
- 5月23日(4日目)10:00-15:00
- 筑波大学研究基盤総合センター応用加速器部門の見学(午前中のみ参加も可、現地集合・解散) http://web2.tac.tsukuba.ac.jp/uttac/
- EA+炭素試料自動処理装置の見学と実習
- GC-AMS 試料処理装置の見学
- CO2ガス導入型AMSの見学
- 筑波大学研究基盤総合センター応用加速器部門の見学(午前中のみ参加も可、現地集合・解散) http://web2.tac.tsukuba.ac.jp/uttac/
1〜3日目は東大本郷キャンパスで、4日目は筑波大学で開催いたします。部分参加も可能ですので、その場合は参加希望の日程を明記して下さい。定員オーバーの場合は、全日程参加者を優先させて頂きますのでご容赦ください。
日本第四紀学会2014年学会賞・学術賞受賞者講演会
[日時]:2015年2月1日(日)13:30〜17:30
[入場無料・申し込み不要]
[会場]:東京大学本郷キャンパス 理学部2号館講堂
地下鉄「本郷三丁目」徒歩5分
会場の詳細は
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_02_j.html をご覧ください
[主催]:日本第四紀学会
[プログラム]
13:00 〜 | 受付開始 |
13:25 〜 13:30 | 開会挨拶 |
13:30 〜 14:15 | 学会賞受賞講演 :小野有五 会員 「第四紀学と環境保全:研究者=活動者としての25年」 受賞件名:東アジアにおける氷期・間氷期の気候変化と地形発達の研究と環境保全に関する実践的研究 |
14:15 〜 15:00 | 学会賞受賞講演 :斎藤文紀 会員 「アジアの国々との共同研究から学んだこと」 受賞件名:日本列島及びアジアの大陸棚から沿岸平野の地質と後期第四紀の古環境に関する一連の研究 |
15:00 〜 15:45 | 学術賞受賞講演 :阿部彩子 会員 「第四紀の氷期間氷期サイクルの謎を追って」 受賞件名:氷期・間氷期サイクルと古気候モデリングに関する一連の研究 |
15:45 〜 16:00 | 休憩 |
16:00 〜 16:45 | 学術賞受賞講演 :池原 研 会員 「海底堆積物による地震・津波発生履歴の解明の研究の現状と今後の展望」 受賞件名:日本周辺海域における最終氷期から現在に至る海洋環境変動と堆積作用に関する一連の研究 |
16:45 〜 17:30 | 学術賞受賞講演 :高原 光 会員 「北東アジアにおける最終氷期以降の植生史」 受賞件名:花粉分析に基づく後期更新世以降の東アジア植生史研究への貢献 |
17:30 | 閉会 |
なお、講演会前(10時-13時)に評議員会の開催を予定しています。
JAQUA International Workshop on Paleoecology and Human Behavioral Adaptation around the LGM in Eurasia(3rd LGM workshop in Tokyo)
[日時]:2014年11月28日(金)10:00開始 17:30終了.18時から懇親会予定.
[会場]:首都大学東京南大沢キャンパス1号館107教室
会場マップ:http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/map.html#map_minamiosawa
[参加費等]:参加費無料,事前登録不要
[問合せ先]:行事・企画幹事 出穂雅実(izuhom@tmu.ac.jp)
[主催]:
日本第四紀学会
日本第四紀学会2014年度研究委員会「最終氷期最盛期における北東アジアの生態系変遷と人類の応答」
[共催]:
日本学術振興会科学研究費基盤(B)「環日本海北部地域の最終氷期最盛期における人類社会の形成と変化」(研究代表者:出穂雅実)
日本学術振興会科学研究費基盤(B)「北東アジアにおける最終氷期最盛期における主要樹木分類群の分布と古植生」(研究代表者:高原光)
[プログラム]
- このシンポジウムでは,北東アジアの最終氷期最盛期(LGM)の人類行動と古生態との関連を探る予定です.
- 海外参加者は,以下の4名で,シベリア南東部,モンゴル,北海道に関する研究成果を発表いただく予定です.
Ian Buvit(セントラルワシントン大,アメリカ),
Karisa Terry(セントラルワシントン大,アメリカ),
Nicolas Teyssandier(フランス国立科学研究センター兼ポールサバティエ大),
Nicolas Zwyns(ドイツマックスプランク研究所兼カリフォルニア大Davis校) - 海外招へい研究者と日本人研究者による研究発表のあとに,INQUA2015名古屋大会で開催予定のLGMセッション(H03)で取り上げる研究課題の絞り込みと共有を目的とした1時間程度の長めの討議を行います.
- 発表時間は1件20分(5分程度の質問時間を含みます)で,会議言語は英語のみです.
詳細はこちらまで。