日本第四紀学会が主催・共催・後援するイベント (2009年度終了分)
- 2010年6月19日
2009年度学会賞・学術賞受賞者講演会(第2回) - 2010年6月19日
日本第四紀学会シンポジウム「学校教育で地学は生き残れるか:学会と教育現場との連携に向けて」 - 2010年6月5日・6日
シンポジウム「日本列島における酸素同位体ステージ3の古環境と現代人的行動の起源」 - 2010年5月
Active Tephra in Kyushu, 2010のお知らせ - 2010年5月1日・2日
「中部日本における更新世中・後期の編年と環境変動」研究集会のご案内 - 2010年3月8日
日本第四紀学会講習会「地形と地層を見る目を実験で磨こう」参加者募集 - 2010年1月31日
2009年度 日本第四紀学会賞・学術賞受賞者講演会(第1回)開催のお知らせ - 2010年1月31日
日本第四紀学会シンポジウム「第四紀の開始期の環境変動とテクトニクス:第四紀の新定義を検証する」 - 2010年1月22日
日本学術会議公開シンポジウム「公開シンポジウム『人類の時代・第四紀は残った』」 - 2009年12月19日
「地球温暖化問題を検討する研究委員会」シンポジウム-生物多様性からみた地球温暖化-開催のお知らせ - 2009年11月28日-29日
古地震・ネオテクトニクス研究委員会野外集会開催のお知らせ - 2009年10月
第1回 AsQUA(Quaternary Research of Asia)大会開催のお知らせ - 2009年9月10日-11日
第53回粘土科学討論会
2009年度学会賞・学術賞受賞者講演会(第2回)
[日時]:2010年6月19日(土) 10:00-11:25
[場所]:早稲田大学22号館202教室
(JR高田馬場駅より学バス「早大正門」行きで「西早稲田」下車徒歩5分、
または地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩15 分)
国際会議場斜め向かい北門の外側
[講演]:
- 学術賞受賞者:小疇 尚(明治大名誉教授) 10:05-10:45
「山岳地域・極地における氷河・周氷河地形に関する研究」 - 学会賞受賞者:小野 昭(副会長,明治大教授) 10:45-11:25
「旧石器時代の人類活動と自然環境」
**当日は日本第四紀学会シンポジウムも同会場で開催されます.
日本第四紀学会シンポジウム「学校教育で地学は生き残れるか:学会と教育現場との連携に向けて」
[日時]:6月19日(土) 13〜18時
[場所]:早稲田大学22号館202教室
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-7-14[主催]:日本第四紀学会
[共催]:日本地学教育学会,日本理科教育学会(予定),日本科学教育学会(予定)
[後援]:日本地質学会,日本地球惑星科学連合,早稲田大学教育・総合科学学術院
[趣旨]:持続的発展可能で安心・安全な社会の構築のためには,将来を担う児童・生徒の科学リテラシーの向上が必要不可欠である. 平成24年度から高校理科が3科目必修となる一方で,現在の地学の履修率は低く,地学専門の教員も激減している. このような危機的な状況の中で,地学を教科として存続させ,履修率を上げるためには, 学会が積極的に教育現場に働きかける必要がある.本シンポジウムでは, 3つの教育系の学会と共同で学校の教科教育を中心とする地学教育,理科教育,科学教育の現状と課題を整理し, 学校現場と学会の連携を図るための方向性を議論する.なお,本年8月の日本第四紀学会大会では, 生涯教育としての自然史教育をテーマとしたシンポジウムを開催する予定である.
[プログラム]
- 趣旨説明 13:00-13:05(5分) 第四紀学会 産総研・植木岳雪
- 第1部 歴史と未来
- 戦後の日本の地学教育の流れ 13:05-13:25(20分)
甲南大学・林慶一 - 新教育課程とこれからの理科教育,地学教育 13:25-13:45(20分)
文科省国立教育政策研究所・田代直幸 - 神奈川県における理科教員の採用について 13:45-14:00(15分)
神奈川県 教育委員会県立学校人事課・中野真理
- 戦後の日本の地学教育の流れ 13:05-13:25(20分)
- 第2部 現状と課題
- 原体験・ものづくりを通して生活と地学のつながりを考える 14:00-14:20(20分)
地学教育学会 京都教育大学・中野英之 - 地学領域をめぐる諸問題 14:20-14:40(20分)
理科教育学会 愛知教育大学・遠西昭寿 - 科学教育で大切なこと 14:40-15:00(20分)
科学教育学会 講演者調整中
- 原体験・ものづくりを通して生活と地学のつながりを考える 14:00-14:20(20分)
- [ 休憩 10分 ]
- 梶ヶ谷の大地を探る子どもたち 〜小学校理科(地学)への私見〜 15:10-15:25(15分)
川崎市立川中島小学校・渡邉正人 - 中学校の教育現場から見た地学教育について 15:25-15:40(15分)
東京都江戸川区立小松川第二中学校・高橋和光 - 高校地学の開講に向けて -専門外教員から敬遠されていた 理由と対策- 15:40-15:55(15分)
埼玉県立深谷第一高等学校・宮嶋敏 - 大学の教員養成課程からみた地学教育・理科教育・科学教育の現状と課題 15:55-16:10(15分)
岡山大学教育学部・宇野康司 - 大学入試科目としての高校地学 16:10-16:25(15分)
秋田大学教育学部・川村教一
- 梶ヶ谷の大地を探る子どもたち 〜小学校理科(地学)への私見〜 15:10-15:25(15分)
- 第3部 学会と教育現場との連携に向けてできること,すべきことは何か?
- 魅力的な教材開発・アウトリーチ活動を通じた地球惑星科学と理科教育の連携 16:25-16:40(15分)
理科教育学会 岐阜大学教育学部・川上伸一
- 魅力的な教材開発・アウトリーチ活動を通じた地球惑星科学と理科教育の連携 16:25-16:40(15分)
- 総合討論 16:40-18:00(80分)
- 地学教育学会からコメント 茨城大学教育学部・牧野泰彦
- 科学教育学会からコメント コメンテーター調整中
- 地球惑星科学連合からコメント 神奈川県私立聖光学院高校・畠山正恒
- 日本地質学会からコメント 新潟大学教育学部 藤林紀枝
- 第四紀学会からコメント 第四紀学会会長 日本大学文理学部・遠藤邦彦
- 議論
シンポジウム『日本列島における酸素同位体ステージ3の古環境と現代人的行動の起源』
[日時]:2010年6月5日(土)・6日(日)
[主催]:日本第四紀学会研究委員会「東アジアにおける酸素同位体ステージ3の環境変動と考古学」
八ケ岳旧石器研究グループ 浅間縄文ミュージアム
[参加]:メールjomon@mx2.avis.ne.jpかお電話で浅間縄文ミュージアムに申込み【下記】。
- 参加費 500円程度を予定しています。(資料代、その他)。
- 申込み締切り 5月10日
懇親会の参加希望は必ずお伝えください。
[日程]:講演1時間、研究発表25分、コメント10分、討論1時間の予定。若干変更の可能性もあります。
6月5日(土) 開会 13:20 〜
- 講演 13:30〜14:30
- 海部 陽介 人類学からみた日本列島への人の移住史:旧石器時代から縄文・弥生時代まで
- 研究発表 (司会:堤 隆)
- 小野 昭 OIS3研究委員会の3年間 (14:40〜)
- 公文富士夫 日本列島中央部におけるMIS 3以降の気候編年(14:55〜)
- 岩瀬 彬 日本列島における陸生大型哺乳動物の絶滅年代(15:45〜)
- 工藤雄一郎 後期旧石器時代前半期の年代論-IntCal09とCalPal-2007Hulu-(16:35〜)
- 懇親会 17:30〜 近隣の会場を予定 会費6000円程度 (申込み制)
6月6日(日)
- 研究発表 (司会:諏訪間順)
- 小田 静夫 日本列島における後期旧石器時代の磨製石斧 (9:00〜)
- 中村 由克 旧石器時代の石斧の石材選択-とくに「蛇紋岩」とされた石材の再検討-(9:35〜)
- 比田井民子 局部磨製石斧をもつ石器群の石器組成(10:10〜)
- 山岡 拓也 「台形様石器」の用途(11:00〜)
- 島田 和高 環状のムラにおける遺跡連関と移動の軌跡(11:35〜)
- 昼食 - - 佐藤 宏之 日本列島における後期旧石器時代の陥し穴猟-OIS3後半の自然環境と生業・居住を考える-(13:15〜)
- 加藤 博文 OIS3段階の北ユーラシア(13:50〜)
- パネル・ディスカッション 14:30〜15:30
- OIS3の日本列島における現代人的行動の初源を探る
[宿]:下記などがあります。各自ご予約ください。
- 明治屋旅館 (会場から徒歩1分) 0267-32-2028
- ルートイン軽井沢 (会場から徒歩15分)0267-32-1011
[会場]:浅間縄文ミュージアム あつもりホール
http://w2.avis.ne.jp/~jomon/
長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1901-1
〒389-0207 0267-32-8922
- 長野新幹線で東京より軽井沢駅まで1時間
軽井沢駅から しなの鉄道乗換え、御代田駅まで15分
御代田駅下車、北方で徒歩10分 - 長野自動車道佐久インター下車 15分
Active Tephra in Kyushu, 2010のお知らせ
日本第四紀学会の研究委員会であるテフラ・火山研究委員会は, 2010年5月に国際第四紀学連合INQUAの一組織であるInternational Focus Group on Tephrochronology and Volcanology (INTAV) の活動として,九州(霧島市)にて ”International Field Conference and Workshop on Tephrochronology, Volcanism and Human Activity: Active Tephra in Kyushu, 2010”と題する国際野外集会を企画しました.
詳細は 1st circular: http://www.ris.ac.jp/intav-jp/index.html をご覧下さい.
長岡信治 (日本第四紀学会テフラ・火山研究委員会委員長)
電話:095-819-2305
FAX:095-819-2290
E-mail:shin@nagasaki-u.ac.jp
「中部日本における更新世中・後期の編年と環境変動」研究集会のご案内
[日時]: 2010年5月1日(土) 研究集会と学術ボーリング試料の観察会(懇親会)
5月2日(日) 八ヶ岳南東部の川上湖成層等の野外見学会
[場所]: 信州大学理学部C棟2F大会議室
松本市旭3-1-1 JR篠ノ井線松本駅下車 バス 信大横田循環線 信大西門前下車
http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/
[主催]:第四紀学会気候変動研究委員会・八ヶ岳団体研究グループ
[共催]:信州大学理学部
[目的]:後期更新世における研究の進展を踏まえ,中期更新世の後半を中心として,火山灰層序,気候・環境変動,火山活動などの知見をまとめ, 精度の高い時間目盛りを作りながら,高分解能での環境解析を行って,日本列島中部地域の古気候や古環境の変遷を解明する第一歩とする.
[研究集会の概要]:
- 5月1日午後:基調的講演と一般研究発表
上記の目的に関連する3.4の基調講演とともに募集による一般講演を行う. - 5月1日11時〜13時:八ヶ岳南東部で採取したボーリング試料観察
2008年に実施した川上湖成層ボーリング試料の展示・試料配布など(希望者対象) - 5月2日 野外見学
八ヶ岳団研に案内してもらって八ヶ岳南東部の中部〜上部更新統(おもに川上湖成層)を対象とした野外見学・討論を行う
[講演・野外見学・宿泊等の申込先]:
公文富士夫 〒390-8621 松本市旭3-1-1 信州大学理学部物質循環学科
電話:0263-37-2479,電子メール:shkumon@shinshu-u.ac.jp
講演申し込みを受け付けます.すべての〆切は4月26日としますが,相談・調整は可です.
日本第四紀学会講習会「地形と地層を見る目を実験で磨こう」参加者募集
日本第四紀学会では、運搬・堆積実験の講座を企画しました。みなさま、ふるってご参加下さい。 事前登録された方には、後日詳細をお知らせいたします。
[日時]:2010年3月8日(月)13時-17時
[会場]:東京学芸大学 環境教育実践施設多目的室
[講師]:池田 宏氏(元筑波大学陸域環境研究センター)
[内容]:小型実験装置による混合砂礫の運搬・堆積実験によって、山・川・海岸における地形と地層の成り立ち、 たとえば富士山、谷川、河岸段丘、扇状地、海岸砂丘、石浜と砂浜などを見る目を磨きます。
[参加費]:500円(保険料および資料代を含む。当日徴収)
[事前登録]:必要(30名定員。先着順受付)。 日本第四紀学会会員を対象とする催事ですが,非会員の参加も受け付けます。
[申込み先]:下記担当者に電子メールまたはファクシミリで、参加希望の旨と以下の情報を記して申し込んで下さい。
- 氏名
- 住所
- 電話番号(当日に連絡可能な携帯電話等)
- 電子メール・アドレス。
[問合せ先]: 〒305-8567 つくば市東1-1-1 中央第7 産業技術総合研究所・地質情報研究部門
植木岳雪(企画担当幹事)
TEL:029-861-9126、FAX:029-861-3653
メール:gakusetsu-ueki@aist.go.jp
2009年度 日本第四紀学会賞・学術賞受賞者講演会開催のお知らせ
◆2009 年度 日本第四紀学会学会賞・学術賞受賞者講演会のお知らせ
日本第四紀学会では、第四紀学の発展に貢献し顕著な業績をあげ、また学会活動に貢献した会員に授与される「学会賞」、 第四紀学に貢献した優れた学術業績をあげた会員に授与される「学術賞」を設け、大会時に受賞者を発表し、 第四紀通信でご紹介しています。また、受賞者による記念講演会を2回に分けて行う予定であり、 第1回目の講演会を下記のとおり実施します。参加費は無料で事前登録は必要ありません。会員以外の方も聴講できます。 なお、終了後は同じ会場にて日本第四紀学会主催のシンポジウム「第四紀の開始期の環境変動とテクトニクス: 第四紀の新定義を検証する」が開催されます。あわせて多数のご参加をお待ちしております。
2009 年度 日本第四紀学会 学会賞・学術賞受賞者講演会(第1回)
[日 時]:2010年1月31日(日)13:00-14:30
[会 場]:早稲田大学(早稲田キャンパス)22号館(案内図参照)
(JR 山手線高田馬場駅前より学バス「早大正門」行き「西早稲田」下車徒歩約5分、
東京メトロ東西線早稲田駅下車徒歩約15 分、国際会議場の斜め向かいの黄色い建物)
案内図:http://www.waseda.jp/jp/campus/map.pdf
[プログラム]:
- 13:00-13:05 あいさつ
- 13:05-13:45 斎藤文紀会員(学術賞受賞者)
「陸と海の境界域における堆積作用と環境変遷に関する研究」 - 13:45-14:25 町田 洋前会長(学会賞受賞者)
「日本列島と周辺域のテフラを基礎とした第四紀編年:回顧と展望」
同日・同会場において日本第四紀学会主催のシンポジウム 「第四紀の開始期の環境変動とテクトニクス:第四紀の新定義を検証する」を14:40-18:00 に開催します。
[問い合わせ]:日本第四紀学会事務局
日本第四紀学会シンポジウム「第四紀の開始期の環境変動とテクトニクス:第四紀の新定義を検証する」
下記の内容で、日本第四紀学会主催のシンポジウムを行います。
参加費は無料で、事前登録は必要ありません(ただし、講演要旨集は有料となる可能性があります)。
各講演のタイトルや時間配分などは変更になる場合があり、最新情報は日本第四紀学会ホームページに掲載しますのでご確認下さい。
また、当日13 時から同じ会場で前会長・町田 洋会員の2009年度学会賞、斎藤文紀会員の同学術賞の受賞記念講演会が開催されます。
シンポジウムと記念講演会を同日に行いますので、ぜひともご参加下さい。
なお、日本学術会議では、2010年1月22日(金)にシンポジウム「人類の時代・第四紀は残った」が行われます。
こちらではより一般的、グローバルなテーマが取り扱われますので、日本第四紀学会のシンポジウムとあわせてご参加下さい。
[日時]:2010年1月31日(日) 14:40-18:00
[場所]:早稲田大学22 号館202 教室 新宿区西早稲田1-7-14
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
[背景]:2009年6月に「第四紀」の定義が変更され、従来鮮新世に区分されていた Gela期/階(Gelasian) が第四紀に含まれることになった。鮮新世-更新世境界もGelasian基底まで引き下げられ、 新しい第四紀の始まりはガウス/松山クロン境界の直上に位置し、その年代は258.8万年前となる。 第四紀を特徴づける大規模な氷床の発達がこのときを境に始まったわけではないが、 280〜270万年前に始まる世界的な寒冷化が恒常的となった時期と重なる。
[趣旨]:日本の第四紀研究、とくに生物群集の変遷や陸域・海域の環境変動に関する研究は、 従来の「第四紀」の時代に限られていたわけではない。しかし、第四紀開始期に焦点をあて、 世界的な環境変動との対応で日本における環境変動とテクトニクスに関する研究を再認識することは、 研究分野や対象とする時代にかかわらず第四紀研究に携わる本会員にとって有意義である。 よって、次の観点から各分野に関する発表をお願いした。
- 第四紀始まりの世界的な気候寒冷化の実態とその理解(大場氏)
- 日本とその周辺地域を含む第四紀開始期およびそれ以降の環境変動に関する研究成果と 世界的な気候寒冷化や気候変動との関わり(佐藤氏、百原氏、松浦氏)
- 鮮新-更新世の長期テクトニクスとテフラ層による時間分解能(水野氏、里口氏)
[プログラム(一部のタイトルは仮題)]
- 14:40-15:00 趣旨説明、特に第四紀下限の変更について(奥村晃史)
- 15:00-15:25 第四紀始まりの世界的な気候寒冷化とは何か:酸素同位体比変動から(大場忠道)
- 15:25-15:55 パナマ地峡の成立と世界的な気候寒冷化の影響:秋田と沖縄を例として(佐藤時幸)
- 15:55-16:15 人類最初の出アフリカ(Out of Africa)と東方アジアへの拡散問題(松浦秀治)
- 16:15-16:25 休憩
- 16:25-16:45 植物化石群の変遷からみた第四紀の重要層準:気候変動との関連で(百原新)
- 16:45-17:05 哺乳動物化石群の変遷からみた陸橋の形成時期(依頼中)
- 17:05-17:25 鮮新-前期更新世の広域テフラ層による時間指標層としての確度と分解能(里口保文)
- 17:25-17:45 西南日本における鮮新-更新世内陸盆地発達史の再検討(水野清秀)
- 17:45-18:00 総合討論
[問合せ先]:日本第四紀学会企画担当幹事 植木岳雪(産業技術総合研究所)
〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1 中央第7
Tel 029-861-9126、Fax 029-861-3653、e-mail:gakusetsu-ueki@aist.go.jp
日本学術会議公開シンポジウム「公開シンポジウム『人類の時代・第四紀は残った』」
[主 催]: 日本学術会議地球惑星科学委員会IUGS分科会
日本学術会議地球惑星科学委員会INQUA分科会
[共 催] :日本地質学会、日本第四紀学会
[日 時] : 平成22年1月22日(金) 10時00分〜17時15分
[場 所] : 日本学術会議 講堂(〒106-8555 東京都港区六本木 7-22-34)
[開催趣旨] :
2009年6月30日,国際地質科学連合(IUGS)執行委員会は第四紀を正式の地質時代として認め, その始まりを258万8千年前とする新しい定義を批准した.これにより長年, 地質時代としての位置づけが不確定であった第四紀が正式な紀/系として認められた. また,その開始時期も,汎世界的な変化を認めることのできない181万年前から, 地球規模の寒冷化・環境変動と中緯度地域に達する大規模な氷河の出現が顕著となる時期に変更された. 第四紀は現在も継続する地球規模の激しい環境変動の中で人類が発生して進化してきた最新の地質時代で ある. 地球表層に記録されている第四紀の環境変動に関わる膨大な情報は, 近未来の地球環境を合理的に予測するための重要な資料として活用されている. 新しい定義を確認し,最新の地質時代の持つ意味を改めて明らかにすることが本シンポジウムの目的の一つである. またこの新しい定義は,鮮新世の上限を変更し,長年使用されてきた古第三紀・新第三紀の呼称の存続にも関わっている. 地学教育や応用地質,地質災害など研究教育と一般社会に広く新しい定義を普及させ,かつ, 日本の地質環境に調和した導入と展開を図るための議論も重要な目的の一つである.
詳細は,日本学術会議のサイトをごらんください
「地球温暖化問題を検討する研究委員会」シンポジウム-生物多様性からみた地球温暖化-開催のお知らせ
日本第四紀学会「地球温暖化問題を検討する研究委員会」では、福岡での温暖化フォーラムとして、 生物多様性からみた温暖化という視点を取り入れ、九州大学GCOE「自然共生社会を拓くアジア保全生態学」との共催という形で、 下記のシンポジウムを企画いたしました。皆様のご参加をお待ちしております。
[タイトル]:”生物多様性からみた地球温暖化”
[日 時]:12月19日(土) 13:00-17:00
[場 所]:九州大学21世紀プラザ(西新)
[主 催]:日本第四紀学会"地球温暖化問題を検討する研究委員会"
GCOE「自然共生社会を拓くアジア保全生態学」
[プログラム]:
- 第1部 「生物多様性と温暖化」
- 趣旨説明 九州大学 矢原徹一「地球温暖化と生態系・生物多様性の変化」
- 講演1 東京大学 樋口広芳「温暖化が動植物の生物季節や個体数に及ぼす影響」
- 講演2 九州大学 渡慶次睦範「Coral reef ecosystems under global warming: ecological perspectives」
- コメント 九州大学 小池裕子「酸素同位体からみた貝類への温暖化の影響」
- 第2部 「気候変動と現代の温暖化」
- 趣旨説明 日本大学 遠藤邦彦「過去から学ぶ現代の温暖化の要因」
- 講演1 九州大学 狩野彰宏「鍾乳石に記録された気候変動」
- 講演2 九州大学 下山正一「8000年以降の居住環境の変化−東名遺跡と浜の町遺跡からみえるもの−」
- コメント 福岡大学 奥野 充「放射性炭素年代と環境変動」
- 総合討論
なお、シンポジウム終了後、同会場ロビーにて簡単な懇親会を予定しております。お気軽にご参加下さい。
[お問い合せ]:
〒819-0395 福岡市西区元岡744 九州大学大学院比較社会文化研究院
生物多様性講座 小池 裕子
TEL & FAX 092-802-5645
EMAIL: koikegsc@mbox.nc.kyushu-u.ac.jp
古地震・ネオテクトニクス研究委員会野外集会開催のお知らせ
古地震・ネオテクトニクス研究委員会野外集会が開催されます.
なお,この野外集会につきましては第四紀通信16巻5号に情報を掲載しましたが, 開催日程が変更になりましたのでご連絡致します.また,案内文に間違いやURLの抜け落ち等がございました. このページにおきましてそのお詫びをさせて頂くとともに,修正したご案内をさせて頂きます.
古地震・ネオテクトニクス研究委員会では,2008年岩手・宮城内陸地震の震源域から1896年陸羽地震の震源となった 千屋断層を含む横手盆地東縁断層帯までを対象とした野外集会を開催致します. 奥羽山脈の両側での断層活動や地形発達を比較しながら, 両地域での地震発生のポテンシャルや奥羽山脈を隆起させた第四紀地殻 変動に関して議論を深めたいと思います.
参加を希望される方は,QR_neotec2009@m.aist.go.jpまでメールでご連絡下さい. 詳細につきましては,下記URLのウェブサイトで情報を更新して参りますので,ご確認下さいますよう,よろしくお願いします.
[開催日程]:11月28日(土)-11月29日(日)
- 集合 11月28日(土)11時 JR一ノ関駅
- 解散 11月29日(日)17時(予定)JR大曲駅
[主な見学地]:
- 2008年岩手・宮城内陸地震の震源地付近(地表地震断層,大規模地すべり)
- 横手盆地東縁断層帯(地表地震断層,断層変位地形)
[申込方法・問合先]:下記アドレスに宛ててEメールでご連絡下さい.
参加申込の締切は11月10日(火)とさせて頂きます.
QR_neotec2009@m.aist.go.jp もしくは t-azuma@aist.go.jp
[ウェブサイト]: http://staff.aist.go.jp/t-azuma/QR_neotec2009.html
(古地震・ネオテクトニクス研究委員会 代表 吾妻 崇)
第1回 AsQUA(Quaternary Research of Asia)大会開催のお知らせ
第1回アジア第四紀学会議(AsQUA)が今年10月に北京 で開催されます.
日本第四紀学会50周年記念で開催されたつくばでの国際シンポで,アジア第四紀学会議を開催していくことが決まり, 北京原人発見80周年を記念するシンポジウムに合わせて,第1回会合が北京で開催されることになりました. 先にファーストサー キュラーのご案内をしましたが,登録などの詳細が書かれたセカンドサーキュラー がでました. 日程は、2009年10月19日〜23日 になります.
要旨の申し込み締め切りが,7月10日
登録料の割引締め切りが,8月31日 (300ドル: 周口店への巡検付き)
となっています.
International Symposium on Paleoanthropology in Commemoration of the 80th Anniversary of the Discovery of the First Skull of Peking Man and the First Asian Conference on Quaternary Research
Beijing, 19-23 October, 2009
Secretariat of Chinese Association for Quaternary Research
E-mail: Chiqua@mail.iggcas.ac.cn
セッションは,大きく
- Session 1. Origin and evolution of humans
- Session 2. Early human Behaviors and cultures
- Session 3. Changes in geological environment and human activities in Asia
これから,アジア第四紀学会議を発展させるためにも,是非参加頂けます様お願い致します.
SECOND CIRCULAR (PDF file, 143KB ・
Word file, 58KB)
FIRST CIRCULAR (PDF file, 123KB)
第53回粘土科学討論会
[主 催]:日本粘土学会
[共 催]:資源・素材学会,資源地質学会,ゼオライト学会,地盤工学会,日本化学会, 日本火山学会,日本鉱物科学会,日本セラミックス協会,日本セラミックス協会原料部会,日本第四紀学会, 日本地学教育学会,日本地球化学会,日本地質学会,日本土壌肥料学会,日本熱測定学会,日本ペドロジー学会, 農業農村工学会,岩手大学工学部(予定)
[会 期]:2009年9月10日(木)〜11日(金)
[会 場]:岩手大学 学生センター棟および人文社会科学部5号館
〒020-8550 岩手県盛岡市上田三丁目18-8
[講 演]:
- 一般講演:口頭発表,ポスター発表,提案型セッション
- 特別講演:齋藤徳美(岩手大学 副学長)予定
- シンポジウム
[見学会]:見学会は開催致しませんのでご了承ください.
[詳 細]:一般講演の申し込み、参加登録料、懇親会など詳細につきましては こちら(wordファイル、24KB)をご覧ください。
[問い合わせ,討論会・懇親会申込先,講演要旨送付先]:
〒020-8551 岩手県盛岡市上田四丁目3-5
岩手大学大学院工学研究科フロンティア材料機能工学専攻
第53回粘土科学討論会実行委員会 成田榮一・平原英俊・會澤純雄
TEL.& FAX. 019-621-6331または019-621-6333
E-mail: aisawa@iwate-u.ac.jp
[日本粘土学会ホームページ]: http://www.soc.nii.ac.jp/cssj2/index.html