日本第四紀学会
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「令和6年能登半島地震」に関する会長談話

 新年を迎えた本年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の「令和6年能登半島地震」により、犠牲になられた方々に心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。同時に、被災者の皆様におかれましては、一日も早く日常生活を取り戻されることをお祈りいたします。

 地震発生による地震動、地殻変動、津波、液状化、斜面崩壊等の予測やそれによる災害軽減には、当該地域の地形・地質を通じて、長期にわたる地震発生やそれに関わる各種の自然現象の理解、また災害履歴の復元が不可欠です。日本第四紀学会は、このような災害の予測や災害軽減に関わる研究に携わる多くの会員を有しています。本学会としては、会員による地形・地質学からテクトニクス、工学的研究をサポートし、絶えず学術的進展を促し、得られた知見により将来の自然災害の予測と災害軽減をめざします。また、その実行に際しては常に社会と連携する所存です。

 「令和6年能登半島地震」に関する調査報告や研究成果、とくに会員によるものにつきましては学会公式ウェブサイトや集会活動を通じて随時発信してまいります。

令和6年1月21日
日本第四紀学会
会長  鈴木 毅彦

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