日本第四紀学会
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会長挨拶

 このたび、会長に再選され2期目を務めることになりました。念願の国際第四紀学連合INQUA第19回名古屋大会が7月26日から8月2日まで名古屋国際会議場で開催され、参加者数約1800、研究発表2050に上り、大きな成功を収めました。詳細の取りまとめと総括はこれからですが、日本からの研究の発信も積極的に行われました。

 さて、2015年度の日本第四紀学会の事業計画は去る8月30日、早稲田大学で開催された総会で承認され、実践の段階に入りました。どの事業項目も重要ですが、特に新執行部が全力で取り組まなければならないのが組織改革であります。これは2014年9月7日の総会で報告された、会長あての2つの答申、「会員サービス向上検討委員会」と「選挙制度検討委員会」をふまえて行う事業です。

 総会前日の8月29日に開催された評議員会に組織改革員会報告「日本第四紀学会における新しい組織運営体制と選挙方法についての提案」の報告が行われ、ご批判を含む多様な建設的ご意見をいただきました。従来の11の専門分野を大きなテーマ別の研究領域に再編し、研究領域を中心とした学会活動を推進するとともに選挙制度もこれに対応して推薦・立候補制度を設けるなど、大きな改革の方針を提示しています。総会においても基本方針は承認され、動き出します。

 これから様々な方法で会員の皆様にフィードバックしながら着実に準備を進め2016年9月の千葉大会の総会において改革に対応した規約などの承認をえて、2017年から実践の予定です。

 日本第四紀学会は2016年に創立60周年を迎えます。千葉大会は記念すべき総・大会になりますが、いまプログラムの準備を進めています。INQUAのコミッションと大づかみに対応する研究領域によるテーマセッションなどを考えています。その意味で60周年記念の大会は2017年度以降の新組織体制における研究面の実質的な準備でもあります。課題が多いということは、可能性も大きいということです。会員の皆様のご理解とご支援を得ながら鋭意進めます。

日本第四紀学会会長
小野 昭